それでもキラキラネームは間違ってる ~人の感性は十人十色~
書かないでおこうと思ったのですが、あまりにのんきなぶコメに苛立って書きました。
I've done so very anger. It does not regret the even now.
【「キラキラネームは馬鹿にされるからかわいそう」説は間違っている】 http://bylines.news.yahoo.co.jp/kokorosha/20131016-00028978/
読みにくいので、こちらで改行と強調しました。文面は記事のままです。
『「苗字はもともとそうだったけど、名前は親が意識的につける名前なんだから、いじめられないような名前をつけろ」という趣旨の発言をする方も多くいらっしゃいますが、想定しているいじめの状況がいかにも不自然なのです。
いじめっ子が、「名前についてはいじめてもOK、苗字についてはいじめてはいけない」などと、謎のデリカシーを発揮してくれるとでも期待しているのでしょうか。
また、いわゆるキラキラネームに属さない名前でも、性器や侮蔑語に音が近い名前なら、それをあげつらっていじめる児童はいます。
「キラキラネームは馬鹿にされるからダメ」などという謎の主張ををするのであれば、キラキラネームだけに限定せず、シンプルに「名前でいじめるのはよくない」と主張するか、「いじめはよくない」という主張をすればスマートなはずです。
また、「すでにつけられた名前については問題ない。名付ける前の親への注意喚起としてキラキラネーム批判をしているのだ」という考えにも、やはり同種のおかしみがあります。
「これからつけられる名前についてはケチョンケチョンに言っていいが、すでにつけられた名前については、つけられた本人がかわいそうなので何も言わない」などという謎のデリカシーはついに発揮されぬままです。
その動機が注意喚起のつもりだったとしても、結局すでにつけられた本人たちをも震えあがらせるだけで、結果として、キラキラネーム批判は、いじめフリークたちやその親たちに餌を与える主張にしかならないのです。』
悪いのだが、誰と何のために戦ってるのか分からない。
と言うより、あえて主張に対して誤読してるのでしょうか?
1)苗字は(結婚や養子縁組でもしない限り)変えられないが、名前は親がつけられると言う事実は無視ですか。親が自分の子供にいじめのネタを与えてどうしますか。
2)わたしは既に付けられた名前であっても、変えるべきだと思ってます。 手続きは面倒かつ手間ですが、不可能ではありません。
3)いじめフリークの存在を認めるなら、なおのこと、キラキラネームを止めようと主張するべきでしょう。それともあなたがいじめフリークをなくしてやるとでも?
『つまり、「キラキラネームはいじめられるからよくない」という主張は、無意識に「名前で人をいじめることがあってもいい」、あるいは、「私は風変わりな名前の人のことをいじめるから覚悟しろ」を前提としています。』
これも意図的に誤読してますよね。
「キラキラネームはいじめられるからよくない」という主張は、無意識に「名前で人をいじめるやつがいる」ことを前提にしているのです。
わたしの実体験の範囲ですら、名前でいじめる奴はいました。
子供のころもあったし、子の親になってからもありました。
○この文書を読んでてイラつくのは、自分自身の問題と考えてるとは思えない事。
筆者が、「自分の名前がキラキラネームじゃないのが気に入らん。今、家庭裁判所に改名を申請してる」とか「自分の子供にキラキラネーム付けました。カッコいいでしょう」と言ってるなら、主義主張に対して理解はしませんが、許容します。
でも、文章から感じ取れるのは、あくまで他人事として「いじめかっこ悪い」って言ってるだけ。
名前と言う極々パーソナルな事象に対して、当事者意識を持って意見表明しない人をわたしは信用しません。
(お前なんぞに信用してもらう必要などない。と言われるだけですけどね)
さて、感情論ばかりもなんなので、いじめの実態を見てみましょう。
文部科学省 公表資料「平成23年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/09/1325751.htm
(2)調査結果の主な特徴 ※ 以下、数値については、平成23年度調査結果に基づく。
1)小・中・高等学校における、暴力行為の発生件数は約5万6千件と、前年度(約6万件) より約4千件減少し、児童生徒1千人当たりの発生件数は4.0件(前年度4.3件)であ る。
2)小・中・高・特別支援学校における、いじめの認知件数は約7万件と、前年度(約7万8 千件)より約7千件減少し、児童生徒1千人当たりの認知件数は5.0件(前年度5.5件 )である。
3)小・中学校における、不登校児童生徒数は約11万7千人と、前年度(約12万人)より 約2千人減少し、不登校児童生徒の割合は1.12%(前年度1.13%)である。
4)高等学校における、不登校生徒数は約5万6千人と、前年度(約5万6千人)より約6百 人増加し、不登校生徒の割合は1.68%(前年度1.66%)である。
5)高等学校における、中途退学者数は約5万4千人と、前年度(約5万5千人)より約1千 人減少し、中途退学者の割合は1.6%(前年度1.6%)である。
6)小・中・高等学校から報告のあった自殺した児童生徒数は200人と、前年度(156人) より44人(28.2%)増加している。
全体的に数値が前年比で減少してるのは良いことなのですが、それでも認知件数は1,000人に5件。 つまりは200人に1人の割合です。
他方、平成25年度の小学校の校数は、21,132校あり、合計の児童数は6,676,948名。
平均する(県によってばらつきは大きいのですが)と、1校あたり316名の児童が通ってることになります。
(http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001049722&cycode=0 のEXCELシート参照)
学校の規模によるのですが、平均すると1つの学校で1,2名はいじめられてる。
無論、“認知”されないケースもあるでしょうけど、数値が悪化する方向にしか行かないので割愛します。
つーか、わたしの子供も中学時代にいじめにあって、保健室登校してました。
いじめが良くないってことはみんな知ってる。少なくとも知識として理解してる(はず)。
だからPTAとかでも常に議題・話題になります。
ただ、正直な話、即効性のある解決策などありません。(と、実感しました)
ほんとに地道に、いじめかっこ悪いと啓もう活動を続けるしかないと思ってます。
で、本題のキラキラネームの話です。
なぜ必死に(顔真っ赤ww)にして叩くのか?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
わたしの場合の動機は極々単純で、いじめは簡単にはなくせないが、キラキラネームは親の意識を変えるだけでなくせる と言う1点です。
無論、その親の意識を変えるのだって大変なのでしょうけど、少なくともいじめを根絶するよりも可能性は高いはずです。
識者がいじめは良くない・いじめかっこ悪いと言い続けても、簡単にはいじめは減りません。
であるなら、いじめに子供を立ち向かわせるのではなく、次善の策としていじめられる要素を取り除いてやるべきと考えるのは、間違ってないと思います。
特に子供の名前は親がつけるものです。(親じゃない場合も多いのかもしれませんが)
親として子供の将来を考えて、少しでも不利益を避けようとする行為はわたしのとっての正義なのです。(無論、常識の範囲でですよ)
子供からすると、自分の名前は与えられるものであり、自ら望んで得るものではありません。 また、気に入らないからと簡単に変えることも出来ません。
改名のためには、家庭裁判所に『名の変更許可』の申立てを行い、許可審判を受ける必要があります。 (戸籍法107条の2、家事事件手続法別表第一122)
首尾良く許可が下りたら、家庭裁判所から郵送される確定証明書を、区市町村役場(所)「戸籍係(課)」に行き、氏名の変更届に必要な事項を記載して、家庭裁判所で出た「許可の審判書(謄本)」と、その「確定証明書」を添付して提出する必要があります。
時間も手間もかかります。
また、申請すれば必ず許可されると言うものでもありません。
名前は一生自分に付いてくるのです。
しかも厄介なことに、名付けた親は責任を取れないのです。
いじめにあって一番苦しむのは子供です。
名前を言って苦笑され、嫌な思いをするのも子供です。
それを第三者視点で、キラキラネームに対していじめは良くないと言い張るのは自由ですが、わたしは、いじめが良くないと言う前に、なぜそんな名前にしたのか?親としていじめと言うリスクを考えなかったのかを問いたい。
だからわたしはキラキラネームには反対するし、それを支持する識者なる方の意見にも反駁します。
きっと所詮感情論じゃないか と言われるのでしょうけどね。